2016年10月22日土曜日

オーバーウォッチ ウルト考察 ~サポート編~


「オーバーウォッチはカードゲーム」と表現されることがあります。その理由の一つがウルトシステムです。ウルト (切り札) をいかに使うかが、勝敗に直結します。この記事では、サポートヒーローのウルトについて考察します。

■ アナ: ナノ・ブースト

性能
ブーストを付与された味方は一時的に移動速度が上昇するほか、敵に与えるダメージが増加し、敵から受けるダメージが減少する。
持続時間: 8秒
与ダメージ: +50%
被ダメージ: -50%
スピード上昇: 30%?

用途
・敵集団の殲滅: 拠点やペイロード付近の敵集団を殲滅するのに使用する。
アサルト攻撃/アサルト防衛/エスコート攻撃/エスコート防衛/コントロール

極めて攻撃的なウルト。一般的にラインハルトとのコンボが多いが、リーパーやマクリーといったDPS全般、フルチャージザリアやロードホッグのウルトなどと合わせても強力。どのルールでも拠点周辺での混戦時には輝くウルトだが、相手に四方から攻められるような状況には不向き。自分たちで攻めるタイミングを選べるアサルト攻撃と、常に拠点での混戦が生じるコントロールで特に有効。

■ ルシオ: サウンド・バリア

性能
ソニック・アンプリファイアから防御用の音波を放出し、付近の味方全員にシールドを付与する。
持続時間: 6秒
射程距離: 半径15メートル (壁越し不可)
シールド付与: +500シールド (1秒後から1秒ごとに100シールド減少)

用途
・拠点奪取: 味方のラッシュに合わせて使用し、拠点を奪取する。
・拠点防衛: 相手のラッシュや連射系ウルトに合わせて使用し、チームの壊滅を防ぐ。
アサルト攻撃アサルト防衛エスコート攻撃エスコート防衛コントロール

攻守共に非常に有効なサポートウルト。ただし、発生までの硬直がやや長いので、ウルトカウンターとしてはゼニヤッタに軍配が上がるか (対ジャンクラ除く)どんな状況にも使える分、使うタイミングが重要。

■ マーシー: リザレクト

性能
回復エネルギーを照射し、付近にいる複数の倒れた味方を、ライフ最大の状態で復活させる。
硬直: なし (使った瞬間に発生し、そのまま動ける。ガーディアンエンジェルがリセットされる。)
範囲: 半径15メートル (壁越し可)

用途
・拠点防衛
アサルト攻撃アサルト防衛/エスコート攻撃/エスコート防衛/コントロール

決まれば非常に強力なウルトだが、「味方が壊滅している状況で自分だけが生き残る」という条件を満たし、なおかつ死んだ味方の15m以内に接近する必要があるため、非常に使いどころが難しい。感覚として、3人以上を生き返らせれば十分なアドバンテージになる。1~2人の蘇生は要検討。チームの生存力に大きく影響するタンク (D.Va以外) や、復帰の遅いヒーロー (マクリー、メイ、ゼニヤッタなど) を優先して蘇生させると効果的。敵のラッシュを無効化できるアサルト防衛で特に有効。エスコートでも使える余地はあるが、マップが広く味方がバラバラに死ぬ可能性があるのと、裏取りのリスクが高いので微妙。自分も混戦に身を投じる必要のあるアサルト攻撃とコントロールでは難しいと思われる。

■ シンメトラ: テレポーター

性能
指定地点にテレポーターの出口を設置する。入口はチームのスタート地点に設置されるため、倒された味方をすばやく戦闘に復帰させることができる。
硬直: 2秒
耐久: 200 HP
最大使用人数: 6人

用途
・拠点防衛
アサルト攻撃アサルト防衛エスコート攻撃エスコート防衛/コントロール 

アサルト防衛の拠点Aでの使用に特化したウルト。チームでまとまってラッシュをかける必要のあるアサルト攻撃では無用。エスコートに関しては、ペイロードの移動でテレポーターが消失した場合、利用人数に応じてウルトゲージが還元されるが、タレットとの相性も悪く、運用は難しいと思われる。コントロールではアドバンテージになりうるが、シンメトラ自体の戦闘力が不十分で使われることは稀。

■ ゼニヤッタ: 心頭滅却

性能
一定時間、自らを高次の存在へ昇華させる。効果中はアビリティの使用や攻撃はできないものの、無敵となり、自分と周囲の味方のライフが回復する。
持続時間: 6秒
射程距離: 半径10メートル
回復量: 300 HP/秒

用途
・拠点奪取: 味方のラッシュに合わせて使用する。
・拠点防衛: 相手のウルトやラッシュに合わせて使用する。
アサルト攻撃アサルト防衛エスコート攻撃エスコート防衛コントロール

ルシオのウルトと同じく、攻守共に有効なサポートウルト。使用して即座に効力を発揮するので、ルシオと比べてウルトカウンターとしての性能が高い (対ジャンクラ除く)。毎秒回復のため、爆発系のウルト (D.Vaやジャンクラット) による味方への被害を防ぐことはできないが、爆発ウルトであっても、自身が盾になれば、背後の味方を守ることはできる。なお、ウルト使用中はダメージを受けないが、ロードホッグのフックやラインハルトのチャージ、ノックバックは受ける (いずれもダメージは受けない)。

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